Rapiro全パーツ出力完了


Da Vinci 1.0AでRAPIROの全パーツの出力が完了しました!(^^)!

途中、キャリブレーションを何回もやって数字(プラットホームの水平度を示す)をあわせたあと出力しても、ガッガッガと音がして出力が失敗する、という状況が続いたので、XYZprintingのサポートにメールを送ってみました。

すぐに返事がきましたが、「ご連絡をいただきました件につきましてはキャリブレーションが成功した後にプラットフォームの調整ネジ3つを1周分ずつ下げていただきキャリブレーションをおこなわず造形をお試しいただけますでしょうか。」との内容。

調整ネジを1mmずつとか回して調整していましたが、「1周分ずつ下げて」とかアバウトすぎるだろう、と半信半疑で試してみましたが、そのあとの造形(「印刷」でも「出力」でもなく「造形」なんですね)は驚くほどうまくいきました。もっと早くメールを送ればよかった。

でも、結局、「1周分ずつ下げ」た高さをキャリブレーションの目標値として取説に記載すればいいんじゃないでしょうか?サポートの人にはたいへん感謝していますが、そのあたりはどうなんですかね。

ともあれそのあとは、1回もキャリブレーションすることなく、順調に「造形」はすすみ、結果として、いろいろな都合で写真のような配色になりました。せめて頭の前後と、両足の色はそろえたかったのですが、フィラメントの残量等々の関係でこのようになってしまいました。(決して私のセンスではありません。)

白いのがPLA、緑と黄緑がABSです。

PLAとABS両方使ってみて一長一短がありますが、個人的には軍配はPLAに上がるかと思います。一長一短の内容です。
[ABS]
①大きいパーツで、出力に長時間かかると、造形物がプラットホームに貼りついてしまいます。でも「ラフト」(土台のようなもの)をつけて造形すれば、あとで取り除くので問題はありません。
②写真ではわかりませんが、特に大きいパーツだとところどころ積層と積層の間が離れて、隙間ができてしまっています。温度で伸縮する素材ときいていましたが、積層後に冷えて縮んだ上に積層されたのが原因なのかな、と思いますが何はともあれ、これはとても残念です。
③積層どうしのくっつきが弱いのか、造形全体がもろい感じがします。手で握りつぶせます。長時間造形してやっと完成したのに、「サポート」(中空につきでた部品を造形するために、下から支えるもの)を取り除いている途中で、「サポート」でなく本体を一緒に取り除いてしまったり、半分に割れてしまったりして、腹がたって全体を握りつぶす、というのを何度かやりました。
④もろい分、「サポート」はばりばりと簡単に剥がせます。後も残りにくいです。
でも本体を一緒に剥がさないよう注意する必要があります。

[PLA]
①造形物がとてもしっかりしています。とても握りつぶせません。サポートと一緒に本体がとれてしまうこともありませんでした。
②積層のあとがABSほどには目立たず、綺麗です。
③しっかりしている分、「ラフト」と「サポート」が硬くて取り除くのがたいへんです。取り除いたあとがガタガタになっていまいます。この点はABSのほうがいいです。

以上、まさに一長一短です。「ラフト」と「サポート」が取り除きやすいPLAがあれば完璧、という感じですかね。



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