カマカ工場見学

6月17日に待望のカマカ工場を見学しました。ちなみに見学は月~金の10時30分からだそうです。(無料)

アラモアナSC前の道をビーチパークを左に見ながら少し走り、SOUTHストリートを右折するとほどなく黄色地にKKのマークの看板が見えてきました。

駐車場が4台分ほどしかありませんが運よく1台分空いており無事駐車も完了。定刻の10時30分に中に入ると上品なおじいさんがいて、これが創業者サミュエル・カマカ氏の次男のフレッド・カマカ氏でした。こういう唐突なところがハワイらしくていいですよね。どうやらカマカ氏自ら工場を案内してくれるようです。

まず受付カウンターの下のショーケースに並べられたウクレレの中からポルトガルから伝わった「ブラギーニャ」という民族楽器を手に取り、ウクレレの歴史講義(?)からスタートです。途中、氏の父、初代カマカ氏が考案したというパイナップルウクレレ(実際にパイナップルっぽい塗装がしてありました)を、G-C-E-Aと順に鳴らすと、1920年代のものだそうですが、今でもいい音で響きます。氏の背中側につるしてある現在のパイナップルよりも大きな音で響いていました。ちなみに背中側にはソプラノ・パイナップル・アルト・テナー・バリトンと現役のカマカが勢ぞろいしており、アルトを取って、これは日本ではなんというか?と質問をふられてしまいました。「コンサート」と答えるとニッコリしてくれました。簡単な質問で良かった。

ちなみに氏の説明は早口の英語なので説明は断片的に、というかほとんどわかりません。が、いきいきと嬉しそうに熱弁を振るっていていて、ウクレレへの情熱が伝わってきました。この楽器はできてからまだ100年くらいだそうなので82歳のカマカ2世が話すと、ウクレレの歴史そのものが話している、という感じですね。

続いて氏は高さが30cm、底面が20cm四方ほどのコアウッドの木片を取りだしました。very expensiveという言葉が何回か聞こえました。ウクレレと同じような塗装がしてある木片です。それにしてもコアウッドは綺麗ですよね。弾いている合間にもよくボディを眺めてしまいます。ジェイクのウクレレとかとても綺麗ですよね。今回私がゲットしたテナーでも眺めているだけで、ニコニコしてしまいます、ってちょっとこの場合別の意味が入ってますが・・・でも、とにかくその木片からいい音のするウクレレが生まれてくると思うと、宝石の原石のようで思わず、「それくれませんか?」といいたい気分でした。いいませんでしたが・・・

写真は、いくらでも撮っていいよ、ということだったので各工程を撮ってみました。あいかわらずゆるくていいです。「ウクレレができるまで」という感じですね。 あとボディの補強らしきパーツを並べている棚の中にjake modelと謎めいたテープが貼っているところがありました。ひょっとしてjake専用?




最後にplease take a picture with me というとニコニコしながら応じてくれました。なんとフレンドリーなのでしょうか!!!




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