これがラフマニノフだ

というCDを聞きました。ピアノ協奏曲第2番の1楽章ではじまって、間にピアノ曲とかボカリーズとかを挟んで最後を3楽章で締めくくるというよくわからない構成ですが、ラフマニノフの音楽を真剣に聞いたのははじめて、という気がします。

解説には、ラフマニノフをハリウッドの映画音楽のようだ、というのは本末転倒でハリウッドの映画音楽がラフマニノフのようなのだ、と書いていました。確かに2番の協奏曲はわかりやすく「超」ロマンティックに盛り上がります。しかし今日聴いて迷いがなくていいと感じました。後期ロマン派にありがちな、わざとくすんだような未解決な状態を続けるようなところがなくストレートです。かといって解説にあるようなハリウッド映画音楽のような安っぽさはありません。

毎日聴くと飽きそうですが、たまに聴くにはいい曲だと思いました。演奏はアシュケナージ。アシュケナージのピアノの音にはなぜか紫色のイメージがあります。さわやかなのにパワフルな感じ。

(実はこのCDは「のだめカンタービレ」というドラマを見て感化されレンタルビデオ屋で借りてきましたものです。「のだめカンタービレ」はとてもしっかりした話でした。これについてはまたの機会に・・・)

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